国内生保主要5社増益、9社保有契約高8年連続減 3月期決算
主要生命保険9社の2005年3月期決算が30日、出そろった。本業である生保契約に基づく利益を示す基礎利益は、第一生命保険、住友生命保険、明治安田生命保険など5社が増益となった。特殊要因で大幅減だった朝日生命保険を除く、日本生命保険など3社も前期比1・7%減〜9・9%減と一けた台の落ち込みにとどまった。
背景には、実際の運用利回りが契約者と約束した利回りを下回る逆ざや額が9社計で前期より783億円減少したことなどがあり、日生など5社が個人保険で6〜8年ぶりに増配に踏み切る。ただ、新規契約の落ち込みなどで9社計の保有契約高は8年連続で減少するなど本業回復には課題が残っている。
一般の事業会社の売上高に当たる保険料収入(個人保険分野)は第一、住友、大同生命保険、富国生命保険の4社で増収。生保離れを背景にした解約・失効高も景気回復の追い風で、朝日の39・1%減をトップに、太陽生命保険を除く8社で減少、9社計で19・7%減少した。
一方で、新規に獲得した契約の保険金の合計額で示される新規契約高は、苦戦が続いている。医療保険の販売に力を入れた生保で落ち込みが目立ち、朝日が49・4%減、三井生命保険が30・6%減と大幅に減少。9社計の新規契約高は12・6%減だった。
5月31日(火)読売新聞
外資系生保、10グループが増収 前3月期決算
外資系生命保険13グループの2005年3月期決算が30日出そろった。一般事業会社の売上高に相当する保険料収入は10グループで増収となったほか、保険本業のもうけを示す基礎利益も9グループが増益または黒字転換を果たした。医療・介護の「第3分野」に加え、銀行窓口での年金販売の伸びが寄与した。
米AIGグループのアリコジャパンの保険料収入は前期比27・2%増となり8年連続で2けたの伸びを示した。銀行窓口で年金保険の販売が伸びたため。また、アメリカンファミリー生命もがん保険は苦戦したものの、終身医療保険が引き続き堅調に推移し、個人保険と個人年金保険の保有契約件数が4・1%増の1725万3210件となり、日本生命を大きく引き離した。
一方、外資系生保13グループ全体の保険料収入は7兆5668億円となり前期比38・6%増加。とくに銀行窓口での変額・定額年金保険販売が好調だったハートフォード生命とマニュライフ生命は、それぞれ2・3倍、3・6倍の伸びを示した。
保険本業のもうけを示す基礎利益は、2社が黒字転換を果たしたほか、7社が増益を確保した。外資系の一部には業績に多少の濃淡こそあるが、国内生保に比べ引き続き高成長力を示している。
5月30日(月)フジサンケイ ビジネスアイ
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